当方見聞録「オーストラリア紀行」

「あとがき」

 最後まで、御読み頂きありがとうございました。
 これが私のオーストラリアでの「1年間」の短い旅だったのですが、今までの常識を遥かに超えた出来事が次々に起こるという、とんでもない「1年間」でした。
 何もかもが大きいオーストラリア、得る物も多いし、大きい。
 人の心の大きさや助け合いの精神を知り、大自然の素晴らしさや恐ろしさを知りました。

 私にとって「旅」と言うのは、いろいろな物を直に見て、いろいろな人と直に話をして、自分の考えや価値観を広げる事だと思います。たとえ1日だけでも得る物が有れば、それは「旅」なのです。逆に、どんなに長くても自分が成長しなければそれは、意味のない事だと思います。

 本文ではあまり心理的な事は書きませんでした。
 それは、人それぞれ感じ方が違うというのと、「旅」と言うのは自分の為であり人に言う事ではないと思ったからです。
 では何故この1年間の日記を書いたのかというのは、オーストラリアではこんなにも面白い事があり、こんなにも危険な事があるという事を知ってもらい、是非行って、体験し、見て、その時何を感じたか、何を考えたかを自分の物にして欲しいと思ったからです。死と言う事がどれだけ身近に有るのか、生と言う事がどれだけ楽しいか等々。

 旅をするのは良い事です。言うのは簡単なのは十分に分かっているつもりです。ただ、何からでも良いと思います。パスポートの写真を撮りに行く事から始めても、先ず第一歩を踏み出して欲しいと言う気持ちで書いたのです。

 最後になってしまったのですが、何処を走っているのか分からないと言う指摘がありまして地図を乗せました。初めに乗せる事でした。すみません参考にして下さい。
(写真・文/一ノ瀬 隆)