お客様の使い心地や使用シーンに合わせて
製品をご提供致します。
ひとえに「製本」といっても様々な種類があります。
私たちはお客様に寄り添い、お客様の「使い心地」や「使用シーン」に合わせて、
長年の手帳で培った技術を活かし製品をご提供させていただきます。
SHINJUDO’s STRONG FEATURES
新寿堂の強み
幅広い製本形式に対応
当社では、手帳製本をはじめ、糸かがり綴じ、無線綴じ、アジロ綴じ、中ミシンなど、多種多様な製本形式に対応しております。
お客様のご使用シーンに合わせてご提案いたします。
※ 横スクロールが可能です。
製本形式 |
糸かがり製本 詳細はこちら |
中ミシン製本 詳細はこちら |
アジロ(無線) |
PUR製本 詳細はこちら |
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品質 | ||||
開き |
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(※1) |
堅牢性(丈夫さ) |
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(※2) |
環境に優しい |
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特性 | ||||
厚みのあるもの |
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薄いもの |
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長期保存 |
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コストメリット |
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おすすめ使用シーン | ||||
手帳やノートなど 直接書くもの |
◎ | ◎ | △ | ◯ |
参考書や マニュアルなど 開いたまま見て作業 |
◎ | ◎ | × | ◎ |
単行本など 読むもの |
◯ | ◯ | ◎ | ◯ |
見開きで図や写真を印刷して見せたいもの | △ | △ | △ | ◎ |
主な用途 |
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- ※1 PUR接着剤の塗布量により丈夫さを求めるか、開きを求めるかにより左右する。
- ※2 引張強度は強いが、使用環境によりヨコの引き裂きは弱い場合がある。
製本形式詳細
糸かがり製本とは
近年接着剤の品質が向上し、糸かがり製本を採用されるケースは少なくなってきていますが、私たちは、糸かがり製本にしか実現できない特徴を活かした製本をご提供しております。
糸かがり製本は、本の背の部分に糸を用いて綴じていく製本方法です。糸で綴じた後、綴じた部分に接着剤が塗布されます。
特徴として、ページがノドまでしっかり開き、手を離しても勝手に本が閉じないというメリットがあります。
また、糸で綴じることにより、製本形式の中では、強度、耐久性の面で最も優れています。長期間にわたり何度も繰り返し開いて閉じる手帳やノート、また、辞典や辞書などのハードカバーの書籍に多く用いられています。
1年間毎日「開く」、「書く」、「閉じる」を繰り返す手帳は壊れない丈夫なつくりが求められるため、多くの手帳が糸かがり製本を採用しています。
中ミシン製本とは
一般的には、ページ数が少ない本をミシン(糸)で縫い上げる製本方式のことを言います。
折丁(見返し・本文)を重ねてセンターを糸で縫う製本で、のどまでしっかりと開き、頑丈なのが特徴です。
少ない頁数に対応でき、用紙は二つ折りなので左右の罫線や絵柄のずれがなく製本できます。
但し、厚みに制限があるので、比較的薄いノートや絵本の製本でよく使われています。
アジロ綴じ製本とは
アジロ綴じ製本は、糸や金具などを使わず接着剤のみで綴じる無線綴じの一種となります。
無線綴じでは、折り丁の背を切り取ってページを1枚ごとにバラバラに切り離し、露出した紙の断面に接着剤を塗布して固めることにより各ページを繋ぎとめます。
一方、アジロ(無線)綴じとは、本文(印刷物)を折る過程で本の背になる部分にミシン目状のスリット(切込み)を入れます。スリットの長さは、各社により異なりますが、10~15mm程度のスリットを5mm程度の間隔で入れるのが一般的となっており、このスリットを「アジロ」と呼びます。アジロ綴じでは各ページがお互いに対応するページと部分的に繋がっており、無線綴じよりもバラバラになりにくくなります。
アジロを入れることで切り込みから接着剤が浸透しやすくなり、ページ同士がしっかりと固まってより丈夫な仕上がりになります。
しかし、アジロ綴じは、ノドの部分の接着剤を浸透させ強度を保つため、ページがやや開きにくくなります。そのため見開きで写真を使用したい場合や、図柄を使用したい場合には向かない製本方式となります。
PUR製本とは
無線綴じの中でも、かがり製本と同様に耐久性と開きにこだわる本には、PUR製本をご提案しております。
「PUR(Poly Urethane Reactive)」は、反応性ポリウレタン系の接着剤のことです。一度硬化すると軟化しないという性質から、幅広い分野で幅広く使用されてきました。
製本用に応用されるようになりましたPURは従来の糊よりも少ない塗布量で製本できるうえ、接着強度がとても強いため、ページ数の多い本や何度も繰り返し使用する本に最適です。また大きく開いても壊れにくい耐久性があり、長期間安心して使用することができます。
従来の無線綴じ製本に多かったホットメルト(EVA系)接着剤では、約1mmの塗布量が必要でしたが、PURでは0.25mm〜0.3mmの塗布量で対応が可能です。
そのためPUR製本では多くのホットメルトと比較して開きが良く、「手で押さえなくても閉じない」「平らに開くので書き込みやすい」といった特徴があり、また、糸などを用いず製本することから、見開きでの写真や図柄の入った製品に適しています。
PUR製本は、各社により塗布量の基準が異なります。当社は長年手帳で培った技術を活かし、見開きの写真や図柄がズレない折精度と合わせ、用紙や本の厚みなどに合わせた設定にて製品を仕上げております。
PUR製本のここがポイント
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POINT 1.
本の開きが良く、使用する人にストレスを感じさせない
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一般的に使用されているEVA系の糊を使用した製本では、糊を多く塗布するため、本を開いてもすぐにパタンと閉じてしまいます。従って、本に強い圧力をかけて無理に開かせようとすると本の背が割れてしまい、ページが剥がれてしまうこともありました。強固な接着力を持つPUR製本に切り替えることで、こうした課題を解消します。開いたまま使う参考書、辞典、写真集、楽譜やレシピ本など使用する人にストレスを感じさせない本が出来上がります。
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POINT 2.
接着強度がとても強く、丈夫で本が壊れない
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「PUR(Poly Urethane Reactive)」は、反応性ポリウレタン系の接着剤のことです。一度硬化すると軟化しないという性質から、幅広い分野で幅広く使用されてきましたが、近年ヨーロッパを始め、製本糊にも応用されるようになりました。PURは従来の糊よりも少ない塗布量で製本できるうえ、接着強度がとても強いため、ページ数の多い本や何度も繰り返し使用する本に最適です。また大きく開いても壊れにくい耐久性があり、長期間安心して使用することができます。
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POINT 3.
環境に優しいエコ資材を使用
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PURの製本糊は、古紙リサイクル適正ランクリストでAランクに分類され、地球に優しい製本方法として注目されています。EVA系と違い、糊の部分を断裁しなくても、そのままリサイクルに回すことが可能です。また、塗布量も少なく済むため、一般的な製本糊より省エネルギーで製本ができます。
幅広いサイズと厚みに対応
仕上がりサイズ
小さい
いったんA6判(天地148mm×左右105mm)で綴じて、手帳用の自動断裁機でA6判以下のサイズに仕上げることも可能です。
厚い
384ページ(16ページ×24台)まで標準対応、バインダー(綴じ機)を複数回通すことで、1000ページを超える束厚本の実績もあります。
大きい
最大A3判(天地420mm×左右297mm)まで対応ですので、A4判横本(天地210mm×左右297mm)や、正方形の本(天地297mm×左右297mm)も製本可能です。
掲載サイズは、当社標準の無線(製本)のラインに限ります。
手帳等、記載以外のサイズにつきましては、ご相談ください。
当社の無線綴じ製本
全自動無線綴じ機「アレグロ」
当社は、最新鋭の全自動無線綴じ機アレグロにより、EVA系アジロ製本、PUR製本、SP広開製本と3種類の無線綴じ製本に対応が可能となっております。
アレグロの製本ラインは、多品種、小ロットの対応が可能となり、丁合から無線綴じ、三方断裁、角丸までをノンストップで行えます。
長年、手帳製本で培ってきたこだわりを最大限活かし、完成度の高い製品づくりをお約束いたします。
すべての工程を一括でおまかせいただけます
新寿堂は、製本プロデュース企業として、デザイン・印刷・製本・物流までの課題を解決するサービスをワンストップで提供しています。
我社の技術と、独自のネットワークにより、ワンストップでサービスでお客様のあらゆる課題に誠意を持ってお応えできる体制を整えています。
高い技術力と高品質なプロダクトをご提供します
新寿堂の技術と品質の源は、毎年2,500種類の手帳やノート、そして60年以上「能率手帳シリーズ(NOLTY)」を作り続けてきたことにあります。
私たちは目指すのは、ユーザーがストレスを感じない、強くて丈夫な開きの良い製本を提供すること。
そして、お客様が安心して任せられる品質を提供し、当社が組むアライアンスを活かしてお客様と一緒になって課題解決を行うことです。
ORDERRING PROCESS
ご発注の流れ
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お問い合せ
お問い合せフォームよりお知らせください。
後日、担当者よりご連絡させていただきます。
(お急ぎの方は弊社営業担当までお電話ください:03-3558-0113) -
仕様内容の検討
レイアウト/サイズ/表紙素材等のお打ち合わせ。
(ご予算に合わせた仕様のご提案をいたします。) -
デザイン・巻末資料等 入稿
当社の担当者がヒアリングを元に、デザインデータを入稿します。
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組版
デザインデータを機械に読み込ませ、印刷データ(版)にしていきます。
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校正
印刷内容に間違いがないか、デザインと色、両方から確認します。
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校了〜製造
原稿の最終確認をし、製造に進みます。
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検品〜ご納品
原稿の最終確認をし、製造に進みます。